「歯を白くしたくてホワイトニングを検討しているものの、自分の歯がどこまで白くなるのか分からない」とお悩みではありませんか?
ホワイトニングを受けても、希望する白さに届かなかったり、歯だけが白く見えて不自然になったりしないか不安に感じる方もいるでしょう。
ホワイトニングでどこまで白くなるかは一人ひとり異なり、すべての人に共通する限界値はありません。元の歯の色や変色の原因、使用する薬剤や施術方法などによって、得られる色の変化が異なるためです。
本記事では、ホワイトニングで目指せる白さや個人差が生じる理由、白くなりにくい歯について解説します。希望する白さに届かない場合の方法も紹介するため、ホワイトニングを検討している方は参考にしてください。
ホワイトニングはどこまで白くなる?

ホワイトニングで目指せる白さは一人ひとり異なり、すべての人に共通する限界値はありません。
元の歯の色や変色の原因、エナメル質・象牙質の状態、施術方法などによって、得られる白さに差が生じるためです。
ホワイトニングで目指せる白さを考える際のポイントは、以下の通りです。
・ホワイトニングで目指せる白さには個人差がある
・シェードガイドで現在の歯と目標の白さを確認する
それぞれ解説します。
ホワイトニングで目指せる白さには個人差がある
同じ方法・同じ回数でホワイトニングを行っても、すべての人が同じ白さになるわけではありません。
歯の見た目は、表面のエナメル質だけでなく、内側にある象牙質の色にも影響されます。また、元の歯の色や変色の原因、使用する薬剤、施術期間などによっても色の変化は異なります。
そのため、「○回施術すれば必ず○段階白くなる」と一律には判断できません。天然歯のホワイトニングには個人差があり、すべての人に共通する限界シェードを設定することは難しいといえます。
シェードガイドで現在の歯と目標の白さを確認する
ホワイトニング前後の変化を確認する際は、シェードガイドと呼ばれる歯の色見本を活用できます。
施術前と施術後に同じ基準で比較することで、どの程度明るくなったのかを視覚的に把握しやすくなります。また、施術前に希望する色調を確認しておくと、目標とする仕上がりを具体化できます。
ただし、シェードガイドには複数の種類があり、特定のシェードまで必ず到達できるわけではありません。現在の状態や施術による変化を確認するための目安として使用します。
ホワイトニングで白くなる程度に個人差がある理由

ホワイトニングによる色の変化に個人差が生じるのは、歯の色や構造、変色の原因が一人ひとり異なるためです。
主な理由は以下の通りです。
・もともとの歯の色や歯の状態
・歯の黄ばみ・変色の原因
・エナメル質や象牙質など歯の構造による色の見え方
それぞれ解説します。
もともとの歯の色や歯の状態
ホワイトニングの効果は、施術前の歯の色や状態によって異なります。
元の歯の色が比較的黄色みを帯びている場合は色の変化を感じやすいことがありますが、グレー系や濃い変色がある場合は、希望する白さになるまで時間がかかる場合があります。
また、過去の治療歴や変色の原因、使用する薬剤、施術期間などによっても仕上がりに差が生じます。
そのため、施術前の歯の色や状態が異なれば、同じ方法でホワイトニングしても必要な期間や仕上がりに差が生じます。
歯の黄ばみ・変色の原因
歯の黄ばみや変色の原因によって、ホワイトニングで得られる効果は異なります。
コーヒーや紅茶、タバコなどによる表面的な着色汚れは、歯科医院のクリーニングで除去できる場合があります。一方、加齢による黄ばみなど歯の内部に関係する変色には、ホワイトニングが用いられます。
テトラサイクリンによる変色や神経を失った歯などは、通常のホワイトニングでは改善しにくい場合があります。
変色の原因によって、必要な処置や白くなるまでの期間が変わります。
エナメル質や象牙質など歯の構造による色の見え方
歯の見た目の色は、表面のエナメル質だけでなく、その内側にある象牙質にも左右されます。
エナメル質には半透明性があるため、内側にある黄色みを帯びた象牙質の色が透けて見えます。エナメル質と象牙質の状態には個人差があるため、同じ方法でホワイトニングしても仕上がりは同じになりません。
ホワイトニング剤はエナメル質だけでなく象牙質にも作用しますが、もともとの歯質によって得られる明るさには差が生じます。
ホワイトニングで白くなりにくい・白くできない歯

歯の状態によっては、通常のホワイトニングでは十分に白くならなかったり、ホワイトニングより別の処置を優先したりする場合があります。
主なケースは以下の通りです。
・詰め物や被せ物などの人工物が入っている歯
・神経を失って内側から変色している歯
・テトラサイクリンなどによる変色が強い歯
・虫歯や歯周病などがある歯
それぞれ解説します。
詰め物や被せ物などの人工物が入っている歯
レジンやセラミックなどの詰め物・被せ物は、ホワイトニング剤では白くなりません。
ホワイトニング剤は天然歯に作用するため、人工物の色調は基本的に変化しないためです。周囲の天然歯だけが白くなると、以前はなじんでいた詰め物や被せ物が相対的に暗く見えることがあります。
ホワイトニング後に詰め物や被せ物との色の差が気になる場合は、白くなった天然歯に合わせて修復物を作り直す方法があります。
神経を失って内側から変色している歯
神経を失った歯は、通常の外側から行うホワイトニングでは十分な改善を得にくい場合があります。
失活歯では、歯髄の出血や壊死などに伴う血液成分や組織の分解産物が象牙質内部に入り込み、歯が暗く変色することがあるためです。
このような内部から生じた変色には、歯の内部に漂白剤を入れるウォーキングブリーチが選択肢になります。通常のホワイトニングとは異なる方法で色の改善を目指します。
テトラサイクリンなどによる変色が強い歯
テトラサイクリンによる変色は、一般的な黄ばみよりホワイトニングに時間がかかる傾向があります。
歯の形成期にテトラサイクリン系抗菌薬の影響を受けると、歯の内部にグレー系やブラウン系の変色、縞模様などが生じるためです。
軽度から中等度であれば、長期間ホワイトニングを継続することで色調が改善するケースもあります。一方、強い縞模様や重度の変色では十分な改善を得にくく、ラミネートベニアなどの修復治療が選択肢になる場合があります。
虫歯や歯周病などがある歯
虫歯や歯周病などがある場合は、状態によってホワイトニングより治療を優先することがあります。
虫歯や歯肉の炎症がある状態でホワイトニング剤を使用すると、刺激や痛みが生じる可能性があるためです。
ただし、虫歯や歯周病があるからといって、今後ホワイトニングできないわけではありません。必要な治療を終え、口腔内の状態が整えばホワイトニングを行えるケースがあります。
ホワイトニングの種類による進め方の違い

ホワイトニングは、方法によって施術場所や薬剤の濃度、白くなるまでの進め方が異なります。
主な方法は以下の通りです。
・オフィスホワイトニング
・ホームホワイトニング
・デュアルホワイトニング
それぞれ解説します。
オフィスホワイトニング
オフィスホワイトニングは、歯科医院で比較的高濃度のホワイトニング剤を使用して歯を白くする方法です。
必要に応じて歯の表面の着色や汚れを除去したあと、歯茎を保護してホワイトニング剤を塗布します。使用するホワイトニングシステムによっては、薬剤とともに光やレーザーを使用する場合もあります。
1回でも色の変化を感じることがありますが、希望する白さによっては複数回必要です。比較的短期間で歯を明るくしたい方に向いています。
ホームホワイトニング
ホームホワイトニングは、歯科医院で専用のマウスピースを作製し、自宅でホワイトニング剤を入れて一定時間装着する方法です。
オフィスホワイトニングより低濃度の薬剤を使用し、一定期間継続することで徐々に歯を白くしていきます。装着する頻度や時間は、使用する薬剤の種類や濃度によって異なります。
オフィスホワイトニングより白さを実感するまで時間がかかりますが、自宅で継続しながら徐々に歯を明るくしていける点が特徴です。
デュアルホワイトニング
デュアルホワイトニングは、オフィスホワイトニングとホームホワイトニングを組み合わせる方法です。
歯科医院でオフィスホワイトニングを行い、その後または並行してホームホワイトニングを継続します。オフィスホワイトニングによる比較的早い色調変化と、ホームホワイトニングを自宅で継続できる特徴を組み合わせた方法です。
ただし、単独のホワイトニングより必ず白くなる、必ず長持ちするとは限りません。また、薬剤の使用量や頻度が増えることで、知覚過敏が生じる場合があります。
理想の白さを決めるときのポイント

ホワイトニングで目標とする白さを決める際は、天然歯で目指せる範囲と希望する見た目の両方を考慮することが重要です。
主なポイントは以下の通りです。
・自然に見える白さと希望する白さをすり合わせる
・ホワイトニングだけでは希望する白さまで届かない場合がある
それぞれ解説します。
自然に見える白さと希望する白さをすり合わせる
ホワイトニングの目標は、希望する白さだけでなく、顔全体とのバランスも考慮して決めます。
歯を大きく明るくすると、肌の色や口元とのバランスによっては歯だけが強調されて見える場合があります。シェードガイドなどを使用すると、目標とする色調を具体的に確認できます。
自然に感じる白さには個人差があるため、自分が求める仕上がりを明確にしておくことがポイントです。
ホワイトニングだけでは希望する白さまで届かない場合がある
歯の状態や変色の原因によっては、ホワイトニングだけでは希望する白さに届かない場合があります。
重度の変色や失活歯、テトラサイクリンによる強い変色などでは、通常のホワイトニングで得られる色調変化に限界があるためです。
天然歯のホワイトニングでは到達しにくい色調を希望する場合には、ラミネートベニアやセラミック治療などの修復治療が選択肢になることがあります。
ただし、ホワイトニングとは異なり、天然歯を削る必要が生じる場合があります。
自分の歯がどこまで白くなるか確認する方法

自分の歯がどの程度白くなりそうかを把握するには、現在の歯の色や変色の原因を確認することが重要です。
確認する主なポイントは以下の通りです。
・現在の歯の色と口腔内の状態を確認する
・希望する白さを歯科医師へ伝える
・方法や回数の目安を相談する
それぞれ解説します。
現在の歯の色と口腔内の状態を確認する
ホワイトニング前には、現在の歯の色と口腔内の状態を把握します。
シェードガイドを使えば、現在の色を色見本と比較できます。また、虫歯や歯周病、詰め物・被せ物、知覚過敏、変色の原因などもチェックします。
歯の状態を把握することで、期待できる変化や必要な施術回数の目安を立てやすくなります。ただし、最終的な白さを施術前に正確に予測することはできません。
希望する白さを歯科医師へ伝える
希望する白さは、シェードガイドや症例写真などを使って伝えると認識を合わせやすくなります。
「自然な白さ」「今より明るくしたい」といった言葉だけでは、人によってイメージする色が異なるためです。
色見本などを使って目標を共有することで、仕上がりのイメージのズレを抑えられます。
方法や回数の目安を相談する
目標とする白さに応じて、施術方法や必要な期間・回数の目安を決めます。
オフィスホワイトニング、ホームホワイトニング、デュアルホワイトニングでは、白さを実感するまでの期間や施術の進め方が異なるためです。
同じ回数でも色の変化には個人差があるため、希望する時期と目標とする白さの両方を踏まえて計画します。
ホワイトニングで希望の白さにならない場合の方法

通常のホワイトニングで希望する白さに届かない場合でも、変色の原因に応じて別の方法で見た目を改善できる場合があります。
主な方法は以下の通りです。
・ウォーキングブリーチ
・ラミネートベニア
・セラミック治療
・歯科医院のクリーニング
それぞれ紹介します。
ウォーキングブリーチ
ウォーキングブリーチは、根管治療済みの神経を失った歯を内側から白くする方法です。
歯の中に漂白剤を入れて一定期間作用させ、変色の改善を目指します。通常は薬剤を交換しながら、周囲の歯との色のバランスを調整します。
外側から行う通常のホワイトニングでは改善しにくい失活歯でも、周囲の歯に近い色調を目指せる場合があります。
ラミネートベニア
ラミネートベニアは、前歯の表面を必要に応じて薄く削り、セラミック製の薄いシェルを接着する治療です。
ホワイトニングでは改善しにくい強い変色を覆えるほか、歯の形やすき間も同時に整えられます。
ただし、歯そのものを漂白する方法ではなく、天然歯を削ることがあります。削る量は歯の状態や希望する色・形によって異なります。
セラミック治療
セラミック治療は、歯を削ってセラミック製の被せ物を装着し、歯の色や形を整える方法です。
大きな詰め物や被せ物が入っている歯、強い変色がある歯などで、通常のホワイトニングでは改善しにくい色調を整えられる場合があります。
セラミックは比較的変色しにくい素材ですが、天然歯を削る必要があります。また、使用状況や口腔内の状態によっては、将来的に修理や交換が必要になる場合があります。
歯科医院のクリーニング
歯科医院のクリーニングでは、歯の表面に付着したステインを除去できます。
コーヒーや紅茶、タバコなどによる着色が主な原因であれば、表面の汚れを除去することで歯本来の明るさを取り戻せる場合があります。
ただし、クリーニングは歯そのものを漂白する処置ではないため、本来の歯の色より白くすることはできません。歯自体をさらに明るくしたい場合は、ホワイトニングなど別の方法が必要です。
こころ歯科クリニックのホワイトニング

こころ歯科クリニックでは、歯科医院で行うオフィスホワイトニングと、自宅で行うホームホワイトニングに対応しています。
また、オフィスホワイトニングとホームホワイトニングを組み合わせる方法についても案内しています。
こころ歯科クリニックのホワイトニングについて確認するポイントは、以下の通りです。
・オフィス・ホーム・デュアルホワイトニングに対応
・現在の歯の色や希望する白さに合わせて方法を検討
それぞれ紹介します。
オフィス・ホーム・デュアルホワイトニングに対応
こころ歯科クリニックでは、オフィスホワイトニングとホームホワイトニングに対応しています。
オフィスホワイトニングは歯科医院で行い、ホームホワイトニングは専用のマウスピースを使用して自宅で継続する方法です。また、公式サイトでは両方を組み合わせる方法についても案内しています。
希望する期間や自宅でのケアが可能かどうかなどを踏まえて、施術方法を検討できます。
現在の歯の色や希望する白さに合わせて方法を検討
ホワイトニング方法は、現在の歯の色や希望する白さ、施術にかけられる期間などを踏まえて検討します。
オフィスホワイトニングとホームホワイトニングでは、施術場所や白さを実感するまでの進み方が異なるためです。
現在の歯の状態や希望する白さ、ホワイトニングにかけられる期間を踏まえて、施術方法を検討します。
ホワイトニングでどこまで白くなるか気になる方は歯科医師に相談しよう

ホワイトニングで目指せる白さは、元の歯の色や変色の原因によって異なります。
シェードガイドなどで現在の歯の色を確認し、希望する白さと比較することで、施術後の変化をイメージしやすくなります。
ただし、最終的な白さを事前に正確に予測することはできません。期待できる変化や必要な期間・回数の目安を確認したうえで、自分に合った方法を検討しましょう。
まとめ:自分の歯質に合った方法で理想の白い歯を目指そう

ホワイトニングでどこまで白くなるかは一人ひとり異なり、すべての人に共通する限界値はありません。元の歯の色や変色の原因、使用する薬剤、施術方法などによって得られる白さに差が生じます。
施術前後の変化は、シェードガイドを使うと確認しやすくなります。ただし、特定のシェードまで必ず到達できるわけではなく、最終的な白さを事前に正確に予測することもできません。
また、詰め物や被せ物などの人工物はホワイトニングでは白くならず、失活歯や強いテトラサイクリン変色などは通常の方法では十分に改善できない場合があります。
希望する白さに届かない場合は、変色の原因に応じてウォーキングブリーチやクリーニング、ラミネートベニア、セラミック治療などを検討します。現在の歯の状態と目標とする白さを踏まえて、自分に合った方法を選びましょう。

■この記事の監修者
医療法人青心会 理事長
こころ歯科クリニック 院長
青戸 光紀
経歴
- 2000年 福岡歯科大学 卒業
- 2006年 こころ歯科クリニック 開院
- 2012年 医療法人 青心会 起業
- 2015年 医療法人 青心会 ラベンダー歯科 開院
- 2016年 医療法人 青心会 メリィハウス歯科 開院
修了研修・学会等
- 2003年 日本歯科研修研究協会(Japan Postgraduate Dentistry) 認定医
- 2011年 DBA 矯正コース 修得
- 2017年 日本口腔インプラント学会 専修医





