• tel:0120135988

コラム

こどもの口呼吸は放置してはいけない?リスクと対策を解説

口呼吸をしている子どもの口のイメージ

こんにちは。広島市安佐南区伴南の歯医者「こころ歯科クリニック」です。

子どもは成長過程にあるため、口呼吸の癖がついていてもそのうち治るだろうと考える保護者も多いのではないでしょうか。しかし、口呼吸は単なる癖ではなく、放置すると健康や発育にさまざまな悪影響を及ぼす可能性があります。特に、子どもの場合は顔の成長や歯並びにも関わってくるため注意が必要です。

今回は、子どもが口で呼吸をするリスクや原因、改善・予防方法について詳しく解説します。

こどもが口呼吸になる原因

口呼吸の原因になる鼻づまりの子ども

まずは、こどもが口呼吸になる原因を確認していきましょう。

鼻づまり

一番身近な原因は、鼻が詰まって息がしにくくなることです。風邪をひいたときや、アレルギー性鼻炎などで鼻の中が腫れて空気の通り道が狭くなると、自然と口で呼吸をするようになります。

特に、アレルギーがある子どもや慢性的に鼻づまりがある場合は、無意識のうちに口呼吸が習慣化してしまうこともあります。

姿勢や生活習慣

たとえば、長時間のゲームやスマートフォンなどで前かがみの姿勢が続くと、あごの位置が前に出て口が開きやすくなります。また、食べるときによく噛まなかったり、猫背のまま生活することもあごや舌の位置に影響し、口呼吸が定着する原因になります。

普段の姿勢や生活習慣を見直すことも、呼吸の正しい習慣づけには大切な要素なのです。

口周りの筋肉が発達していない

現代の子どもたちは咀嚼回数が少なく、やわらかい食べ物に偏りがちな食生活の影響で、口の周りや舌の筋肉が発達しにくくなっています。口を閉じる筋力が不足すると、自然と口が開いたままになり、口呼吸が習慣化する原因となります。

こどもの口呼吸がもたらす影響

痛む頬をおさえる口呼吸で虫歯になった子ども

口呼吸は見過ごされがちな癖ですが、子どもの体や心、社会性にまで広く影響を及ぼすことがあります。ここでは、口呼吸がもたらす主な影響について詳しく解説します。

虫歯や歯周病になるリスクが高まる

口呼吸が習慣になると、口の中が常に乾きやすくなります。唾液には食べかすを洗い流したり、細菌の働きを抑えたりする大切な役割がありますが、口が乾いているとその機能が十分に働きません。

その結果、虫歯や歯ぐきのトラブルが起こりやすくなるのです。特に、歯が生え変わる時期の子どもにとっては、口の中が清潔に保たれていることがとても重要です。日ごろの歯みがきに加えて、正しい呼吸の習慣を身につけることが、健康な口の中を守るうえで欠かせないポイントと言えるでしょう。

顎の発育に悪影響を及ぼす

口呼吸が習慣化すると、舌の位置が本来よりも低くなり、上あごや下あごに適切な刺激が加わらなくなります。その結果、あごが十分に成長せず、横幅が狭い、もしくは奥行きが不足するなど、歯列や顔のバランスに影響を与えます。

特に、あごの幅が狭くなると歯が並ぶスペースが足りなくなり、歯並びが乱れる原因にもなります。

発音や言語発達に影響を及ぼす

口呼吸をしていると顎の幅が狭くなる可能性があるとお伝えしましたが、この影響で舌の動きが制限され、発音が不明瞭になることがあります。特にさ行やた行などの発音に支障が出やすく、正しい音をうまく出せないことがあります。

こうした発音の不明瞭さが続くと、会話に自信を持てなくなり、言葉の発達やコミュニケーション力にも影響する可能性があります。子どもの話し方に気になる点がある場合は、発音や舌の動きに問題がないか確認することが大切です。

免疫力が低下する

鼻呼吸は、空気中のウイルスやホコリが体の中に入り込むのを防ぐフィルターのような役割を果たしています。しかし、口で呼吸すると、そうした機能がまったく働かず、細菌やウイルスが直接体内に入りやすくなります。

その結果、風邪をひきやすくなったり、インフルエンザなどにかかるリスクも高まります。特に、幼児期は免疫力がまだ十分に発達していないため、こうした影響が顕著にあらわれやすく、体調不良が繰り返し起こる原因にもなります。

睡眠の質が低下する

呼吸の仕方が睡眠の質に大きく関わっていることは、意外と知られていないかもしれません。口呼吸のまま眠ると、十分な酸素が体に取り込まれにくくなり、浅い眠りが続きやすくなります。その結果、夜中に目が覚めたり、寝ているのに疲れが取れなかったりといったことが起こりやすくなるのです。

成長期の子どもにとって、質の良い睡眠はとても大切です。体の成長や脳の発達、集中力や記憶力にも深く関係しています。毎日の眠りの質を守るためにも、口呼吸の改善は大切です。

見た目や表情に悪影響を及ぼす

口呼吸の癖があると、外見に変化が現れることがあります。特に、成長期は顔の骨格が変化しやすいため、無意識のクセがそのまま顔つきに影響を及ぼすかもしれません。

また、口がぽかんと開いた状態が続くと、ぼんやりした表情やだらしない印象を与えることもあるため、見た目の印象にも関わります。成長するにつれて気にする子どもも増えるため、早めに気づいてあげることが大切です。

こどもが口呼吸をするのを改善・予防するためには

口呼吸する子どもが歯科医に診察を受けているイメージ

口呼吸を改善・予防するためには、いくつかの対策が有効です。

鼻づまりを改善する

鼻が詰まっていると自然に口で呼吸するようになるため、鼻づまりの改善はとても大切です。アレルギー性鼻炎や慢性の鼻づまりがある場合は、耳鼻科での診察を受け、必要に応じて治療を受けましょう。また、部屋の空気が乾燥していると鼻の粘膜が乾きやすくなるため、加湿器を使って湿度を保つことも効果的です。

姿勢を改善する

猫背やうつむいた姿勢は、顎の位置が下がって気道が狭くなり、無意識のうちに口呼吸を誘発します。正しい姿勢を意識することは、自然な鼻呼吸を促すために欠かせません。椅子に深く座り、背筋を伸ばした状態を保つように心がけましょう。家庭では、テレビやゲームをしている時間の姿勢に注意し、必要に応じて声をかけることが大切です。

また、寝るときの枕の高さや寝具の選び方も、呼吸や姿勢に影響します。姿勢の見直しは、呼吸の改善だけでなく、成長期の子どもの体のバランスを整えるうえでも重要です。

生活習慣を整える

成長期の子どもにとって生活習慣の乱れは、免疫機能や体のバランスを崩す原因となり、口呼吸が定着しやすくなります。十分な睡眠、バランスのとれた食事、適度な運動は、鼻の通りを良くし、呼吸の質を自然に高めるための土台になります。

特に、夜更かしや栄養の偏り、運動不足は、口呼吸を含むさまざまな体の不調を招くため、日々の生活の中で意識的に整えていくことが大切です。

口を閉じるトレーニングをおこなう

お子さまが無意識に口を開けてしまう場合は、口を閉じるトレーニングをして口元の筋肉を鍛えることが大切です。方法としては、唇を閉じた状態でぐっと力を入れて3〜5秒キープし、ゆっくり力を抜く動作を何度か繰り返すと良いでしょう。また、舌の先を上あごにつけて軽く押し上げる練習も有効です。これにより、舌の正しい位置を覚え、口を閉じやすくなります。

トレーニングを日課に取り入れることで、無意識のうちに口が開く癖を改善しやすくなります。

歯科医院を受診する

歯並びの乱れや顎の成長バランスが原因で口呼吸が起こっている場合は、歯科医院による専門的な診断と治療が効果的です。口腔機能を評価したうえで、必要に応じて矯正治療や口周りの筋力トレーニングで口呼吸の改善を図ります。また、子どもの成長時期に合わせて顎の発達を促す治療が行われることもあります。

成長期の口腔まわりの問題は早期発見・早期対応が望ましいため、定期的に歯科健診を受けておくことが大切です。

まとめ

口呼吸が治った子どもと母親が笑顔でおやつを食べているイメージ

こどもの口呼吸は、見た目だけでなく健康面にも深刻な影響をもたらします。虫歯のリスク、あごの発育不全、免疫力の低下、さらには睡眠の質や言葉の発達にも関係してくるため、放置するのは危険です。

しかし、原因を知り、早めに対策をおこなえば改善や予防は十分に可能です。鼻づまりの改善や正しい姿勢、日常的なトレーニング、そして必要に応じた専門機関のサポートを組み合わせることで、こどもが健康的な呼吸を取り戻せるでしょう。

成長期のこどもにとって、口呼吸を改善することは将来の健康を守る第一歩です。気になる症状がある場合は早めに対処し、お子さまに合った方法や環境を整えてあげましょう。

お子さまの口呼吸が気になっている方は、広島市安佐南区伴南の歯医者「こころ歯科クリニック」にお気軽にご相談ください。

当院は、患者様に分かりやすい丁寧な治療を意識して診療にあたっています。虫歯・歯周病治療をはじめ、小児歯科、入れ歯・インプラント治療、矯正治療、審美治療・ホワイトニングなど、幅広く診療しております。

当院のホームページはこちらWeb診療予約も受け付けておりますので、ぜひご活用ください。公式Instagramも更新しておりますので、ぜひチェックしてみてください。